3月も下旬、ようやく「春の陽気」を感じられる日も多くなりました。
狂犬病予防接種、ノミマダニ対策、フィラリア予防薬のリクエストも多くなりました。
フィラリア予防薬の開始は4月下旬から5月上旬で間に合いますが、ノミなどはもう発生が見られますので開始して頂いてます。
暖かくなると徐々に痒みの症状を訴えるワンちゃんの御来院が多くなります。
さらに湿度が上がる梅雨時期になると、季節性の皮膚炎や外耳炎のワンちゃんが急増します。
当院は、故米倉督雄先生に師事し受け継いだ独自の皮膚病治療を行っておりますが、受け継いだ治療方法以外も日進月歩で生まれてくる良い治療方法は取り入れています。
2016年に、
JAK阻害薬というお薬の記事を書きました。
この「アポキル」というお薬は、犬の皮膚病の治療に「革命」をもたらしました。
犬の痒みの対策に、「まずアポキル」という治療を行われるのが普通のことになり、また、それでコントロールできるワンちゃんも多くなったようで、アポキル登場後は当院に転院されてくる重度の慢性難治性の皮膚炎のワンちゃんは徐々に減ってきました。
それだけ、上手に管理される時代になったと思いますので、ワンちゃんには福音だったと思います。
アポキル登場後も、なかなか改善が無く当院を探してこられるワンちゃんの多くは、「炎症」が強い場合が多く、単純にアトピー性皮膚炎として炎症が強かったり、酵母や細菌などの微生物の影響や、舐めて唾液の湿性などにより炎症が引かないといったケースが目立ちました。
微生物が関連している場合はその対策で症状は軽くなることも多いのですが、炎症が強いケースはアポキルに加え、極微量のステロイド剤や抗ヒスタミン剤、抗プラスミン剤などといったお薬を組み合わせて治療を行っています。
アポキルの次のJAK阻害薬として、「ゼンレリア」というお薬が登場しました。
お薬の分類としては同じJAK阻害薬なのですが、ゼンレリアは多少炎症を抑える作用があるようで、皮膚炎の炎症が強いワンちゃんでも、まずゼンレリアで始めてみるとそれ単独でもコントロール可能なワンちゃんも見られ、治療開始の反応によりそのワンちゃんに必要な治療がどれかを見極めることが重要になりました。
もちろん、ゼンレリア単独でもコントロールが難しい子も少なからずおられますので、そのワンちゃんに必要な治療をコーディネートしています。
体質的にアポキルのほうが合っているワンちゃんもおられますので、どちらも使用しております。お薬の作用と相性を見ながらといったところです。
その、ゼンレリアですが、柴犬をマスコットにしたノベルティグッズを頂くことがありまして・・・

当院をよく見るとこの柴ちゃんがどころどころにいます。
仕事着もたまに着てます。
タオルは保温性が高い素材なので手術後麻酔覚醒までのワンちゃん猫さんの保温に使っています。
ノベルティがあってもなくても必要なお薬を使うことには変わりないんですが、キャラクターが良いとなんとなく愛着が湧くものですね。
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