先日、お電話にて
「猫の尿の病気で受診したいが、費用の目安を知りたい。」
とのお問い合わせを頂きました。
「尿検査ができるかどうかなど、変動するので
事前に予測は不可能でして、と伝えておいて。」
とスタッフにお伝えするよう指示しました。
電話の問い合わせって、めちゃくちゃ難しいんです。
おかけになられてるほうは
「そのくらいも聞けないのか」
と思われるかもしれませんが・・・
我々は経験上あらゆるケースを想定するので、不確定要素が多いのです。
オスかメスか。
いろいろと触診で触らせてくれる猫かどうか。
尿検査ができるかどうか。
膀胱に尿は溜まっているか。
日中お預かりして尿を貯めるまで待ってでも尿検査を行う必要があるかどうか。
採尿させてくれる猫かどうか。
エコー検査の必要があるかどうか。
食事の変更が必要か。
その場合、何でも食べる猫かどうか。
お薬が必要な場合。
内服が飲める猫か。
注射しか受け入れられない猫かどうか。
いざ診察時に、おしっこ詰まり(尿路閉塞)を起こしていた
こともあります。その場合緊急処置です。
事前に費用の予測を答えてしまうと、いざ受診された際
予測以上に越えてしまうと不信感を持たれることまであり得ます。
そこまで考えると、誠実な対応としては「予測ができない」
としか言えないのです。
例えば受診時に、「手持ちが5000円で」といったご相談であれば、
ではその範囲内でなんとかできることをしましょう、ということはできますが・・・
お問い合わせされた方はそこまで深くお考えではないかもしれませんが、
電話で事前に金額を予測させる、しかも、他の診察中にもかかわらず、
こういったことはかなり無理があると想像して頂ければ幸いです。
他にも
「今混んでますか?」
というお電話も多いです。
当院は獣医が私しかいないので、私が手が離せないことが多く
混み合うこともしばしば発生するので申し訳ないと思ってはおりますが、
混んでない時間を予測することも困難ですし、
お電話頂いたときに混んでなくとも15分30分後はわかりません。
とにかく、電話で答えられることは本当に少ないです。
・診療時間の問い合わせ
・当院かかりつけの方のお薬やフードなど
・遠方の方の受診の要領などのご質問
などは問題ありませんが、診療内容に関しては、長い経過を診察させて
頂いているワンちゃん猫さんなどはスタッフを通じてお答え出来る
こともありますが、まだ受診されてない方や、当院にカルテがあっても
新しい症状などでお答えすることもできません。
当院は限られた人員で診療しておりますので、電話ひとつでも一人
スタッフがそちらに時間を取られると現場に影響します。
ほとんどの場合、電話で診療内容を問い合わせされるよりも
お越しいただいて直接お話したほうが良い結果になります。
実は、似たような内容の記事
を9年前にも書いてました。
皆様のご理解ご協力あって、日々の診療が成り立っております。
どうぞよろしくお願い致します。
時間変更
12月13日(土)
午前受付 9:00~11:30
午後 休診
年末年始予定
12月27日(土)
午前 通常診療
午後 休診
12月28日~1月4日まで 休診
※この間、例年通り何日か急患対応時間を設けますが、ギリギリに決まるので決まり次第告知します。
1月5日(月) 通常診療





















